2023年7月18日火曜日

Android Applicationクラスの実装方法について解説

どうも。どっことです。今回はApplicationクラスの実装方法について解説します。

Applicationクラスとは

アプリが動作するとき、一番最初に動き出すクラスです。このクラスにアプリの初期設定といった各種処理を実装します。外部のライブラリを利用する場合なども、ApplicationクラスのonCreateメソッド内に処理を実装することが多いので、遅かれ早かれAndroidアプリエンジニアの誰もが通る道かと思います。今回はそんなApplicationクラスの実装方法について解説します。

Applicationクラスの実装方法

以下の手順で実装します。

  1. Applicationクラスを継承したCustomApplicationクラスを追加する
  2. AndroidManifest.xmlCustomApplicationクラスを登録する

順番に解説していきます。

Applicationクラスを継承したCustomApplicationクラスを追加する

Applicationクラスを継承したCustomApplicationを追加します。クラス名に制約は無いので、分かりやすい名前を命名してください。

class CustomApplication : Application() {
    override fun onCreate() {
        super.onCreate()
        ... // ライブラリの初期化やテーマの設定などやりたいことをやる
    }
}

AndroidManifestにCustomApplicationクラスを登録する

前手順で追加したCustomApplicationを登録します。AndroidManifest.xmlにあるapplicationタグにname属性で、クラス名を設定してください。

<application
    ....
    android:name=".CustomApplication">
    <-- よくあるよしなに -->
</application>

あとはビルド+インストールし、アプリを起動してあげると、CustomApplication#onCreate()の処理が最初に呼ばれます。Logなどを仕込んで、確認してみてください。

まとめ

今回はApplicationクラスについて解説しました。テーマの設定や各種ライブラリの初期化など、アプリをよりカスタマイズするにあたり必要になっていくクラスなので、使えるようにしておきましょう。


2023年7月17日月曜日

Android 子Viewをはみ出して表示させたい

「表示する領域のViewGroup」に以下を設定する

android:clipChildren="false"

気を付けないといけないのは、領域外に押し込まれるViewの親ではなく、押し込まれた領域のViewGroupに設定する必要があるということ。つまり以下。

<FrameLayout xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"
   android:layout_width="match_parent"
   android:clipChildren="false" <!-- 押し込まれる領域にclipChildren:falseを設定 -->
   android:layout_height="match_parent">
   <FrameLayout
     android:layout_width="250dp"
     android:layout_height="250dp"
     android:layout_gravity="center">
    
     <View
       android:layout_width="150dp"
       android:layout_height="50dp"
       android:layout_marginTop="-25dp" <!-- 親のFrameLayoutの領域外 -->
       android:background="@android:color/black"
       android:gravity="center" />
  </FrameLayout>
</FrameLayout>

言われてみればそうか、と思うけどちょっと気持ち悪いと思うのは私だけだろうか。

参考

2023年7月16日日曜日

Swift 引数付きStringイニシャライザ

引数付きString(format:, _ arguments)のイニシャライザの使い方

let month = "12"
let day = "31"
let text = String(format: "%@月%@日", month, day)
print(text)

2023年7月15日土曜日

CI/CD 最近考えていること リリース手順が面倒くさい

毎回毎回、

署名キー探して、
設定値を入力してビルドして
aabファイル生成して
プレイストアにアップロードして

ってフローが面倒になった。どうにかならないものか。

少なくても、署名キー探す~aabファイル生成するまでを自動化できることは知っているけど、例えばGitHubActionでやるなら生成したaabファイルや署名キーを秘匿にしないといけない都合でリポジトリも秘匿にしないといけないし、でもそれを秘匿にするのは正直あまりうれしくない(できるだけパブリックにしておきたい)。どうにかならないものか。

って考えたときに、「ソースを管理する領域(GitHub)とaabファイル生成をする領域を別にすればいいんじゃん。そうすればソースはパブリックのままでいいし、署名キーやら生成したaabファイルやらも秘匿の状態を保てる。とても幸せやん。」と気づいた。

上記を整理すると以下のフローとなる。

  1. ローカル環境で開発
  2. GitHubに変更をプッシュ
  3. GitHubはGitHubActionのジョブを回す
    • テストを回したり
    • Readme更新したり
    • CI/CDサービスに登録してあるジョブのトリガーを引いたり ★1
  4. 前項のトリガーを受けて、CI/CDサービスはaabファイルを生成する。
    1. GitHubからソースコードをクローンしてくる。
    2. aabファイルを生成し、成果物として管理。
  5. CI/CDサービスはプレイストアにaabファイルをアップロードする。 ★2
    1. どこまでできるか次第だが、リリースノートなども合わせてアップロードできればなお嬉しい。
  6. CI/CDサービスはすべての処理が完了したことを通知する。
  7. 私はそれを確認して、特に問題なければリリース。何かあれば適宜修正。

素敵だ。上記フローを実現するために必要な調査は★1,2の内容。

  • ★1:登録したジョブを実行するトリガーを外部から引くことはできる?(CI/CDのサービス次第?)
  • ★2:aabファイルをプレイストアにアップロードするクチ(=IF)は用意されている?どこまでの情報をアップロードできる?

まあ、「そんなのありません」ってことはないんだろうけどね。特に★1については「サービスとしてはあるけど、有料会員様限定のサービスなんすよ」かもしれないし。

というわけで、考えていることでした。調査した結果とか、更新があればまた改めて投稿します。

2023年7月14日金曜日

iOS UILabel/UITextField/UITextViewの違い

  • UILabel:AndroidのTextViewと同じ。テキストを表示するだけのView。
  • UITextField:singleLine限定のEditText。入力は一行のみ。
  • UITextView:AndroidのEditTextと同じ。入力は複数行。

2023年7月13日木曜日

iOS よくわからないエラー集「failed to get the task for proces」

Xcodeのプロジェクトで設定した証明書ファイル群にデバッグビルドによるビルドができるような設定になっていない。

参考

2023年7月12日水曜日

Android OnClickListener はXMLレイアウトファイルからでも設定できる

どうも。どっことです。今回はXML上でクリックリスナーを設定する実装方法について解説します。

XMLでクリックリスナーを設定する

dataBindingでは、XMLでクリックリスナーを設定する処理はよくある実装ですが、実はdataBindingを使わない通常のケースでも似たような実装をすることができます。

解説

XMLでクリックリスナーを設定するには、任意のViewに対して android:onClickを設定してあげます。たとえば、TextViewに設定するときは以下のような形です。

<TextView
   android:layout_width="wrap_content"
   android:layout_height="wrap_content"
   android:text="テスト"
   android:onClick="testClicked" />

あとはこのXMLを読み込むクラスに、testClicked(View v)関数を実装します。

override fun testClicked(v: View) {
  Log.d("TAG", "TextView テスト is clicked")
}

今回設定したonClickの値はtestClickedなのでそれに合わせていますが、実際に利用する際はTextViewがどんな表示をしているかなどを表現した関数名にしてあげると後々にコードを追いやすくなるかと思います。

まとめ

今回はXMLでクリックリスナーを設定する実装方法について解説しました。dataBindingでも似たような実装方法があると思いますが、そうでなくてもシンプルに利用することができるので、参考にしていただけると幸いです。

参考

2023年7月11日火曜日

Android ダークモードを実装するときの実装手順について解説

どうも。どっことです。今回はダークモード対応に関する実装について解説します。

ダークモードを実装する

アプリをいい感じに見せたいのであれば、ダークモード対応は今や必須の項目の一つではないでしょうか。ユーザへの見せ方をライト/ダークでそれぞれ管理する必要があるのは大変ですが、それ以上にユーザに好印象を与えることができるアプローチになります。今回はそんなダークモード対応をする時のアプローチ方法を解説します。

実装手順

必要最小限でダークモードを対応する場合、以下の手順になります。

  • ダークモードにした時にどのように見えるか確認
  • 修正が必要な箇所について色指定を修正
  • ライト/ダークモードの切り替え動線を用意

順番に解説していきます。

ダークモードにした時にどのように見えるか確認

まずは以下をApplication#onCreate()で呼び出してみましょう。

AppCompatDelegate.setDefaultNightMode(AppCompatDelegate.MODE_NIGHT_YES)

これを呼び出すとアプリがダークモードで表示されます。この状態でアプリがどのように見えるか確認しましょう。

修正が必要な箇所について色指定を修正

テキストが背景と同色で見えなくなっているなど、残念な表示となっている箇所は適宜修正しましょう。values-nightフォルダを作ってそこにcolors.xmlを用意し、色指定を追加してください。このときvalues/colors.xmlでの定義とvalues-night/colors.xmlで定義するnameは同じものを指定してください。そうすれば、ライト/ダークの切り替え時にそれぞれの色指定を参照してくれます。逆に異なるものを指定すると、ビルド時に警告表示されるはずです。

ライト/ダークモードの切り替え導線を用意

あとはユーザがライト/ダークモード(+端末の設定に従う設定)を切り替えられるよう、切り替えスイッチのような動線を用意しておきましょう。アプリ内に設定画面などがあれば、そちらに用意するのが適切かと思います。

切り替え時の処理

ユーザがスイッチなどで設定を変えた場合の処理が必要です。ユーザの切り替え設定に従い、テーマを更新します。また、設定した値はアプリ固有領域(例えばSharedPreferenceなど)に保持しておきましょう。以下はSharedPreferenceに保存した時のサンプルです。

/** 
 * ユーザが設定したテーマ。
 * AppCompatDelegate.MODE_NIGHT_YES, 
 * AppCompatDelegate.MODE_NIGHT_NO など 
 **/
val value = AppCompatDelegate.MODE_NIGHT_YES
AppCompatDelegate.setDefaultNightMode(value)
getSharedPreferences("sample",  MODE_PRIVATE)
  .edit().putInt("theme_setting", value).apply()

アプリ起動時の処理

アプリを起動した時に、ユーザの設定に合わせてテーマを更新する必要があります。先ほど実装したApplication#onCreate()の実装を以下に変更してください。

val value = getSharedPreferences("sample", MODE_PRIVATE)
            .getInt("theme_setting", AppCompatDelegate.MODE_NIGHT_FOLLOW_SYSTEM)
AppCompatDelegate.setDefaultNightMode(value)

まとめ

今回は、アプリにダークモードを実装する時の実装手順について解説しました。ダークモードはユーザに良い印象を提供するためには必須の項目となっているので、今回の内容を参考にして是非対応してみてください。

参考

2023年7月5日水曜日

OutlookでリンクをクリックするとEdgeが開くんだが

以下の設定を更新する。

ファイル > オプション > 詳細設定 > リンク処理

2023年5月23日火曜日

CSS に追加するときの タグ/クラス/IDの指定方法

どうも。どっことです。今回はCSSを追加するときによく忘れるタグ/クラス/IDの指定方法について整理しました。

タグ指定によるカスタマイズ

タグ指定によるCSSは タグ名をそのまま書きます。つまり以下です。

/* bodyタグの指定*/
body {
 ...
}
/* h1クラスの指定 */
h1 {
 ...
}

クラス指定によるカスタマイズ

クラス指定によるCSSはピリオド「.」をつけて書きます。

/* hogeクラスの指定 */
.hoge {
 ...
}
/* fugaクラスの指定 */
.fuga {
 ...
}

また、タグ指定とクラス指定を組み合わせることができます。

/* hogeクラスが設定されているdivタグの指定 */
div.hoge {
 ...
}

/* hugaクラスが設定されているpタグの指定 */
p.fuga {
 ...
}

ID指定によるカスタマイズ

ID指定によるCSSはシャープ「#」をつけて書きます。

/* ID:header */
#header {
 ...
}

/* ID:footer */
#footer {
 ...
}

また、ID指定も、タグ指定、クラス指定を組み合わせることができます。

/* ID:headerが指定されているdivタグ */
div#header {
 ...
}

/* new-articleクラス、ID:title 指定 */
.new-article#title {
 ...
}

/* divタグ、commentクラス、ID:title 指定 */
div.comment#title {
 ...
}

指定のタグ/クラス/ID内の要素に対してCSSを指定できます。

/* ID:headerが指定されている要素内のaタグ指定 */
#header a {
 ...
}

/* new-articleクラス内の div 指定 */
.new-article div {
 ...
}

参考

移行予定

どうも。どっことです。 タイトルの通りですが、諸事情により GitHubPage に移行予定です。 https://mkt120.github.io/ この備忘録に記載の内容を転記しつつ、今後はこちらのページを更新していく予定です。