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2025年4月6日日曜日

Android CustomTab(ChromeCustomTab)の使い方を紹介

どうも。どっことです。今回はCustomTab(ChromeCustomTab)の使い方を紹介します。

CustomTabについて

CustomTabはアプリ内で利用できるブラウザ機能です。CustomTabが登場する前はWebViewという機能がアプリでのブラウザとしての役目を果たしておりましたが、セキュリティや表示速度などの観点から現在はCustomTabを使うことが推奨されています。

実装

実装手順は以下の通りです。

  1. app/build.gradleに依存関係を追加する。
  2. CustomTabIntent.Builderを使ってCustomTabIntentを生成する。
  3. CustomTabIntent.launchUrlを実行する。

順番に解説していきます。

app/build.gradleを実装する

まずはapp/build.gradleに依存関係を追加します。

dependencies {
    // 既存にある dependencies に以下を追加する
    implementation "androidx.browser:browser:1.8.0"
}

CustomTabIntent.Builderを生成する

次にCustomTabIntent.Builderを使ってCustomTabIntentを生成します。

val builder = CustomTabsIntent.Builder()
val customTabIntent = builder.build()

CustomTabIntent.launchUrlを実装する

最後にCustomTabIntentにあるlaunchUrl関数を使って、アクセスしたいWebページを表示します。

customTabIntent.launchUrl(this@MainActivity, Uri.parse("https://www.google.co.jp/"))

その他

CustamTabの表示をカスタマイズしたい

CustomTabIntent.Builderに対して、パラメータを設定することでカスタマイズすることができます。今回は参考欄に詳細の項目のページを記載する程度で割愛。

認証に利用したい

現在2025/4時点ではまだalpha版ですが、AuthTabIntentが将来的に利用できるようです。

良くある認証フローでは、認証が完了したタイミングでアプリに戻るためのリダイレクトURLを発火してもらうことが一般的ですが、そのハンドリングの一部をAuthTabIntentで制御してくれるようです。

ChromeCustomTabから戻ってきたことを検知したい

activityResultLauncherを利用すれば実現できます。参考はこちら

ただ前述したように、CustomTabIntentlaunchUrlのインターフェースが実装されている点から、これは推奨される利用方法ではない印象です。

val intent = customTabIntent.intent.also {
    it.setData(Uri.parse("https://www.google.co.jp/"))
}
// registerForActivityResult で生成したactivityResultLauncherを使って呼び出し
launcher.launch(intent) 

まとめ

今回はCustomTabについて解説しました。WebViewよりも優れている点が多く、シンプルに使う分には簡単に実装できるためぜひ活用してみてください。

参考

移行予定

どうも。どっことです。 タイトルの通りですが、諸事情により GitHubPage に移行予定です。 https://mkt120.github.io/ この備忘録に記載の内容を転記しつつ、今後はこちらのページを更新していく予定です。